ハウスクリーニングのフランチャイズ経営実態について!独立開業で失敗する理由
2020年に東京オリンピックを控え、ハウスクリーニングの需要が増しています。
市場調査サービスを行う「富士経済ネットワークス」によりますと、ハウスクリーニングの市場規模は2020年予想で「1,820億円」に成長すると見込まれています。
市場規模の拡大と共に
「ハウスクリーニングで独立や開業をしたい」
「ハウスクリーニングのフランチャイズに加盟しようかな」
とお考えの方もいらっしゃると思います。
しかし、ハウスクリーニングやガラス再生研磨技術で10年以上の実績のある弊社から致しますと、安易にハウスクリーニングのフランチャイズに加盟することはおすすめできません。
ここでは、ハウスクリーニング業界に身を置く弊社だからこそ知る「フランチャイズ経営の実態」や「独立・開業で失敗する理由」をお届け致します。
ハウスクリーニングのフランチャイズ加盟を否定しているのではなく、安易に参入し1年もたたず廃業に追い込まれた同業者を見てきたからこそ、ここで記事にしております。
ぜひ、ハウスクリーニングのフランチャイズ加盟をお考えの方は、ご覧になってください。
記事をご覧になってから加盟を検討しても全く遅くはありません。
なぜハウスクリーニングのフランチャイズ独立開業で失敗するのか!経営実態
ここでは、なぜハウスクリーニングの独立・開業で失敗をするのかその理由をご紹介させて頂きます。
独立開業失敗の理由①「初期費用が割高で圧迫される」
ハウスクリーニングのフランチャイズに加盟するには、技術講習や機材などを本部が全てバックアップしてくれます。
この仕組みは大変素晴らしく、今後独立にあたって必要な技術や基礎知識を習得できるため、独立・開業に向けて自信がつく重要なステップでもあります。
ただ、その代わりフランチャイズ加盟店は、本部に対して「初期費用」を支払う必要があります。
費用は、フランチャイズサービスを提供している会社によっても違いはあるものの統計を参考にすると以下が目安となります。
<フランチャイズ加盟初期費用>
項目 | 金額(th) |
---|---|
加盟金 | 200,000~900,000円 |
保証金 | 200,000~300,000円 |
研修費 | 440,000円 |
器材費 | 1,550,000円 |
開業支援金 | 50,000円(開業後の支援代金) |
システム使用料 | 150,000円(財務管理システム等) |
合計額 | 2,590,000~3,390,000円 |
いかがでしょうか?
未経験から、ハウスクリーニングのフランチャイズで独立・開業を目指す方は意外と知らない方も多いのですが、最低でも200万円以上の高額な初期費用がかかります。
開業支援金や、機材費など本部が加盟店をバックアップするための金額です。
さらに営業活動をするために必要なパンフレットやチラシなども本部が指定したものでなくてはならず、こちらの費用も高額なことが多いです。
独立開業失敗の理由②「毎月ロイヤリティが発生」
ハウスクリーニングで独立・開業を目指す場合には、高額な初期費用に加えてほとんどのフランチャイズ加盟店が毎月40,000円〜60,000円のロイヤリティを支払う必要があります。
「高額な初期費用に加えてロイヤリティも発生するの?」
と驚かれる方が多いのですが、フランチャイズ本部の知名度やステータスをお借りして開業をするため、加盟店は本部に対して「お礼金」を支払わなくてはいけないのです。
ただでさえ、開業・独立当初は利益率が低い状況であるのに、毎月の高額な出費は加盟店から見ると相当な負担となります。
独立開業失敗の理由③「交通費や駐車場代は自己負担」
ハウスクリーニングのフランチャイズで独立開業に失敗する理由として、交通費や駐車場代による圧迫も関係しています。
と言いますのも、ハウスクリーニング本部はフランチャイズ加盟店に対して、交通費や駐車場代までは負担してくれません。
ハウスクリーニングは、繁忙期と閑散期との差が激しく1日8時間作業もざらですし、次の入居を控えている空室クリーニングの場合には、作業が終了するまで帰れないこともあります。
そのような場合、都市部ですと駐車代金や交通費も高額になってしまいます。
地方と違い、都市部は交通費や駐車代もかかりますから、どのエリアで独立・開業を目指すのかも重要に。
独立開業失敗の理由④「管理会社の下請けとして働くのが難しい」
フランチャイズに加盟したら、大きな仕事を一括で受注するのが利益アップにつながりますが、残念ながらフランチャイズに加盟している営業車両だと、管理会社の下請けとして働くのが難しいです。
その理由は、管理会社の名前で物件を管理している分、営業車両に大きなフランチャイズ店のロゴがあることを嫌うからです。
管理会社からすると下請けの社名は控えてもらいたい事情があるため、このような車両で営業をするフランチャイズ加盟店は仕事を受注しにくい構造に。
おそらくハウスクリーニング業界ならではという事情ではないでしょうか。
独立開業失敗の理由⑤「エンドユーザーからの依頼総額が高くない」
ハウスクリーニングのフランチャイズで独立・開業をすると、前章でもご紹介した通り、管理会社の下請けとして働くことが大変難しくなります。
このような場合に、頼みの綱となるのがエンドユーザーからのご依頼ですよね。
ハウスクリーニングの繁忙期は、概ね「2月・3月・4月」と「年末」が稼ぎやすい時期と言われており、エンドユーザーからのご依頼も舞い込みます。
この時期は、確かにそこそこ忙しいのですが、実は1年を通してみると繁忙期と閑散期との差が大きく何百万円の初期費用が無駄になってしまうことも。
さらに、繁忙期であってもエンドユーザーからのご依頼額は、「ワンルーム空室クリーニング」を例にすると、28,000〜30,000円前後。
なかなか良い金額のように感じるかもしれませんが、3LDKのサッシなどをクリーニングするだけでも、7時間なんてざらにあります。
また、キッチンや換気扇、五徳のひどい油汚れの場合には、10〜13時間もかかる方も普通にいらっしゃいます。
これではいくら繁忙期でも、1日1件回るのが関の山。
入居日が間近だと帰れないこともあるため、フランチャイズ加盟前と加盟後ではイメージのギャップから辞めてしまう方が多いのです。
もちろんフランチャイズ加盟店全てが、このような状況ではありませんが、いわゆるハマり現場に当たると、1件の単価が上がらずに疲労困憊となってしまいます。
「ハウスクリーニングだから需要もあるし大丈夫でしょ」
と考えている人ほど、挫折しやすいのがお分かり頂けたかと思います。
ハウスクリーニングのフランチャイズ経営で失敗しないためのポイント
ここでは、ハウスクリーニングやガラス再生研磨業界にて10年以上の実績のある弊社がフランチャイズ経営で失敗しないためのポイントをいくつかご紹介させて頂きます。
初期費用の安いフランチャイズを選定する
ハウスクリーニングのフランチャイズに加盟して、独立・開業を目指す場合には、初期費用についてなるべく低く抑える必要があります。
フランチャイズを運営する会社によっても、初期費用に開きがありますので、一度資料請求をしてみるなど、サービス内容の違いについても確認しておきましょう。
中には、初期費用がお安く済む反面、営業に使用する車両は購入が必要など、サービス内容が全く異なりますので注意してください。
ロイヤリティを慎重に検討する
ハウスクリーニングのフランチャイズに加盟して、利益も確保できていないのにロイヤリティを支払わなくてはいけないのは大変な負担になります。
このロイヤリティにつきましても各会社によって全く異なる金額設定のため、慎重に検討しましょう。
毎月固定で支払わなくてはいけない会社や、売り上げの6%を支払う場合などさまざまです。
フランチャイズのサポート内容は充実かどうか
フランチャイズに加盟する会社によって、加盟店のバックアップ体制も異なります。
開業後定期的に技術力を高める研修を設ける会社もあれば、本部から顧客紹介保証がついている会社もあります。
単純に開業費用だけで考えず、その後の加盟店への支援体制についても資料請求やお問い合わせ等で、慎重に決定してみてください。
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ここまでハウスクリーニングのフランチャイズ独立・開業で失敗してしまう理由や、どうしたら失敗せずに済むのかそのポイントについてまとめましたが、いかがでしょうか?
ハウスクリーニングのフランチャイズは、業界としてもニーズがあり、挑戦する方が増えております。
しかし、高すぎる初期費用や毎月支払うロイヤリティ、さらにはハウスクリーニングならではという顧客単価など、さまざまな問題があります。
ぜひ、これから独立・開業をお考えの方は、これらの事実を知って頂き、じっくりと検討してから行動されることをおすすめします。
また、弊社ではハウスクリーニングやガラス再生研磨業界にて、10年以上の実績があり、ハウスクリーニング業界事情にも精通しております。
ぜひ、ハウスクリーニングのフランチャイズで後悔する前に、一度弊社にご相談ください。
「安易にフランチャイズに加盟したことで、後悔して欲しくありません。」
弊社では、フランチャイズ経営は一切しておりませんが、無料で独立・開業のお悩み相談を行っております。
業界事情を知ってからでも、フランチャイズへの加盟は全く遅くはありませんので、一度弊社へお電話またはお問い合わせフォームからご相談ください。
弊社がなぜハウスクリーニングではなく、「ガラス再生研磨業界」に身を置くのかその辺りの事情も踏まえてご紹介させて頂きます。
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